リーマンショック時のチャートまとめ
こんばんは、トムです。
今回はリーマンショック時のドル円チャートを紹介したいと思います。
リーマンショックとは?
リーマン・ショックは、当時、米国第4位の投資銀行であるリーマン・ブラザーズの破綻を発端とした世界的な金融危機です。
2008年9月15日に、リーマン・ブラザーズが経営破綻しました。
原因はサブプライムローンと呼ばれる低所得者向けの住宅ローンの不良債権化です。
リーマン・ブラザーズ破綻の影響は全世界に連鎖し、世界的な金融危機に発展しました。
リーマンショック時ドル円チャート分析
ドル円-週足

2008年9月15日リーマンショック発生時が青の縦線部分です。
- リーマンショック発生時 約107円
- 2011年の最安値 約76円
約3年間かけて約31円(3,100pips)落ちています。
赤線2本が下降トレンドラインですが、そこを抜けると大きく上昇しているのがわかります。
ダブルボトムを作るときは2本の下降トレンドラインを抜けていく必要があります。
さらにダブルボトムのネックラインを抜ける必要があります。

同じく週足で移動平均線(25、40、75、100、200)とMACD、リーマンショック前の上昇トレンドラインを表示してみました。
リーマンショック発生前ですが赤丸部分で
- 複数移動平均線複数デッドクロス
- 上昇トレンドラインレジスタンス
- MACDダイバージェンスショート
ショートエントリーできそうですね。
続いて、日足をみてみましょう。
移動平均線について詳しく知りたい方はこちらの記事へどうぞ。
[box class=”red_box” title=”合わせて読みたい”]移動平均線大循環の使い方とは[/box]
ドル円-日足

リーマンショック時のドル円の日足です。
まずは、インジもリーマンショックの場所も記してません。
チャートの形だけで考えてみなさんならどこでエントリーしますか?

同じくドル円の日足です。移動平均線(25、40、75、100、200)とMACDを表示しています。
リーマンショック発生日、チャート上では大きな陰線がでています。
しかし、ダブルトップの形ではネックラインを割りませんでした。
その後、数日間上昇して、三尊の右肩を作りにいっています。
週足よりショートインのタイミングがわかりやすいですね。
三尊ネックライン突破時
もしくは
ダイバージェンスでダブルトップを作った時
にショートできそうです。
ダイバージェンスについて知りたい方はこちらの記事からどうぞ!
[box class=”red_box” title=”合わせて読みたい”]MACD ダイバージェンスとヒドゥンダイバージェンス[/box]

同じくドル円日足です。下降トレンドラインを赤線で引いています。
- 三尊ネックライン突破時エントリー
- 赤線の下降トレンドを抜ける時に利益確定
12円幅(1,200pips)です。
簡単そうに書いてますが、実際の取引となったら値動きの荒さから、エントリーにはかなり勇気が必要だったと思います。
ただ、リーマンショック関係なく、ショートを打てそうな場面に見えます。
少なくとも、このチャートを見てロングを打とうとは思わないですね。
リーマンショック後 1番動きがあった4日間

リーマンショック後、一番値が動いた期間は、10月21日~10月24日の4日間でした。
- 10月21日高値 102.13円
- 10月24日安値 90.83円
4日間で12円近く動いています。
特に10月24日だけで8円近い下落幅となっています。
為替を少しでもやったことがある人なら分かると思いますが、ありえない値動きということが、すぐに分かって頂けると思います。
最後に
リーマンショック時のチャート如何だったでしょうか!
自分だったらエントリーできると感じた方も多かったのではないでしょうか。
ただし、お祭り相場では、形的にエントリーできそうな場面でも、普段よりもロットを落とし適切な資金管理で動かなければなりません。
最後にアドバイスですが、下の2つの作業は絶対続けていくことをおすすめします。
- 過去チャートの検証
- 自分のトレード分析
また、ほかにも大きくチャートが動いた例として下記の記事をご覧ください。
[box class=”pink_box” title=”合わせて読みたい”]スイスフランショックまとめ[/box]
[box class=”pink_box” title=”合わせて読みたい”]欧州情勢不安ブレグジットまとめ[/box]
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初心者の方でも順番に読んで頂ければ、FXや株、仮想通貨トレードで使用されるテクニカルについて理解頂ける内容になっています。
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