こんばんは、トムです!
今話題のブレグジットについて内容をまとめてみました!
当記事の内容で誤っている部分、修正部分等ありましたら遠慮なくご連絡ください。(当方ファンダは初心者です)
ブレグジット関連カレンダー
- 2016年6月23日 キャメロン英首相(当時)が国民投票を実施、EUからの離脱が決定
- 2017年3月29日 メイ英首相は欧州理事会へ正式に脱退を通告
- 2017年6月19日 離脱条件に関する交渉スタート
- 2018年11月14日 EUと英政権が離脱協定案に合意
(ただし、英議会は合意していない) - 2019年3月30日にEUを離脱することが決定
- 2019年1月15日 離脱協定案1回目の採決、賛成202、反対432で否決
- 2019年3月12日 離脱協定案2回目の採決、賛成242、反対391で否決
- 2019年3月21日 欧州理事会にて翌週の離脱協定が英国下院で承認されなかった場合、離脱は4月12日まで延長する旨を発表
- 2019年3月29日 離脱協定案3回目の採決、賛成286、反対344で否決
- 2019年4月3日 離脱延期要請を強いる法案の採決、賛成313、反対312で可決
- 2019年4月11日 英国EU離脱の再延長が決定(2019年10月31日)
- New→2019年5月24日メイ首相辞任表明??
- New→2019年6月上旬に離脱協定案4回目の採決
なぜ英国はEUから離脱しようとしているのか
EU発足時の基本理念として、域内でのヒト・モノ・カネ・サービスの4つの「移動の自由」を掲げた。しかし英国ではEUに対して様々な不満が噴出していた。
☆英国のEUに対する不満
- 移民に仕事が奪われる
- テログループの乱入
- 英国からEUに対する拠出金が不適当(多すぎる)
- EUのルールにしばられたくない
移民はEU市民のため、公立病院を無料で利用でき、また移民の子供は公立学校に無償で通う権利等があり、税金が自分とは関係のない移民に投入されることに不満を持つ人もいる
☆EUの主張
- 域内のルールは欧州議会で決め、EUに属している以上は移民の受け入れも行ってもらう
※ちなみにブレグジット(Brexit)は英国(Britain)と離脱(Exit)を組み合わせた造語。
2016年6月23日「国民投票の実施」
キャメロン首相が、「英国がEUに残るべきか、離脱するべきか」という内容で国民投票を実施することを決定。
2016年6月23日に国民投票を実施し、離脱が52%、残留が48%と「離脱」が上回った。
(政権側はまさか離脱派が勝つとは思っていなかった)
この結果を受け、キャメロン首相当時)は2017年3月29日にEU側へ正式に離脱を通告。
2018年11月14日「離脱協定案」合意
2018年11月14日、英政府は離脱協定案に合意した。
離脱協定案の一部
2018年11月、EUと英国の間で合意された離脱協定案の一部(全体では585ページあるらしい)
- イギリスのEU離脱金、およそ390億ポンド(約5兆7,000億円)が数年に渡り支払われる
- EUと英国双方の市民の権利について
- 英国領北アイルランドとアイルランドの間の厳格な国境管理を回避するための安全策(バックストップ)
- 移行期間についての定め
EU脱退に関するあらゆる側面に対して詳細を網羅している。
移行期間とは
移行期間とは、各国の行政や企業、市民が新たな状況に順応していくための準備期間のことで、この間、全てのEU法はそのまま英国に適用され、英国はこれまでどおり加盟国の一つであるかのように扱われる。
しかし、EU諸機関や統治の仕組みに参加することはできない。
2019年3月30日に英国がEUを脱退することとなっていたが、現在は延長され2019年10月31日での離脱が決定している。脱退日以降2020年12月31日までを移行期間と定めている。
合意なき離脱とは
「合意なき離脱」とは、イギリスがEUを離脱する際に、何の取り決めもないままEUを離脱すること。
現在は2019年10月31日に離脱が決定しているものの、英議会で離脱協定案の可決はされていない。
「合意なき離脱」となってしまった場合の懸念点の一部
- 国境での通関手続きや検査が復活し大混乱
- 単一パスポートが無効に
- 輸入価格が上昇し、市民生活を圧迫
- 英国領北アイルランドとアイルランドの間の国境復活
離脱協定案を議会が承認できないまま英国がEUから離脱するとなれば、世界の経済に無視できない影響が及ぶとされ、英国会計検査院は、合意なき離脱の代償が大きすぎると警鐘を鳴らしている。
アイルランド問題
アイルランド島は北部が英国領の北アイルランド、南部がアイルランドで独立国としてEUに加盟している。英国がEUから離脱すれば、英国領の北アイルランドもEUから離脱することになる
この場合、EUに加盟するアイルランドと、英国の一部である北アイルランドはヒトやモノの自由な移動ができなくなる。
北アイルランドを巡っては、英国からの独立に賛成する勢力と反対する勢力とが紛争を繰り返してきた。北アイルランドとアイルランドとの間に通関などの『物理的な国境』が生じれば、再び情勢が不安定化する恐れもある。
2019年5月現在の状況
メイ首相は5月21日、4度目の離脱法案を下院が可決すれば、離脱を巡る「2回目の国民投票」実施の是非を問う採決を下院で行う方針を示した。ただし、最大野党・労働党は直後に不支持を表明している。
また、5月22日離脱をめぐるメイ首相の方針を支持できないとして、レッドソム下院院内総務が辞任した。条件付きで離脱の是非を問う国民投票の再実施について議会採決を行う方針に反発したとみられる。国民投票の再実施は、EU残留派の一部からは支持される一方で、強硬離脱派からは反発を受けている。
5月24日、メイ首相辞任表明予定。
2019年6月上旬に離脱協定案4回目の採決予定。
チャートGBPUSDの振り返り

離脱が決定した日は約1,800pipsの下落。
どうせ残留だろうと楽観的だったのが、蓋を開けると離脱派が多数。

最近の値動き。大きなニュースがあるまで戻り売り一択
過去に大きな値動きのあった、リーマンショックとスイスフランショックの記事も合わせてどうぞ。
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[box class=”pink_box” title=”合わせて読みたい”]スイスフランショック時のチャート[/box]
今後の注目ポイント
- 2019年6月上旬の4回目の離脱協定案の採決
- 離脱協定案の採決が可決された場合のEU離脱の是非を問う2回目の国民投票の実施
- メイ首相の退陣
今のところ上がったら売り一択でいいのかなとみてます。
直近では、6月上旬の4回目の離脱協定案の採決も否決されそう。
俺は跳ねてきたところをショートする方針、安易なロングは危険と思う。
ポンドではないですが、同様にユーロが弱っているためスイングユロルSポジ保持、スワップ投資生活を満喫中であります。
最後に
ただ、内容纏めただけなんだけど疲れました。
当方ファンダ初心者です。修正点などありましたら、遠慮なくご連絡ください。
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